40代

農業+季節の仕事

伴 高志さん

2008年移住

農業を軸に複業で暮らす

この記事は上記のインタビュー動画を元に作成されました。口語文のため一部に読みにくい表現が含まれています。

Q1. 松崎町への移住を決めた理由を教えてください。

農業できる場所を探していた

松崎町に移住した理由は、旅をしていたんですけど、海外を放浪する中でいろいろな出会いがあって、日本に帰ったら何をしようと思ったときに農業がやりたいなと思って、そのときに旅をしていた仲間がこちらに移住し始めていたので、そういう関係で移住先として検討して農業ができないものかと模索しながら定住に至りました。

移住者インタビュー:伴 高志インタビューに答える伴さん

Q2. 松崎町を選んだ理由があれば教えていただけますか?

小さく始めることができる

農業をするにあたって、まず土地を貸してもらえるだとか、そういった下準備っていうのがなかなか大変だと思うので、自分の訪れた場所の経験では、一般的には農業研修を行ってその数年後のうちに自立していくという形があるんですけども、松崎の場合は比較的その点で、知り合いだったりそこの土地の繋がりがあれば、比較的小さい規模での家庭菜園レベルからやっても土地が借りられたり、農業が開始しやすいなということがわかったので移住を考えました。

Q3. 移住後の暮らしで最も満足している点を教えていただけますか?

自然と向き合った暮らし

すごく自然に向き合って生活したり、働いたりっていうことがイメージの中にあったので、その部分ではすごくイメージに近い形が実現できたなというのは思っています。

Q4. 移住前に心配だったことはありましたか?

収入面に不安があった

やっぱり大きくは収入面だと思います。農業で果たして生計が立てられるのかというところで、まず自分の場合は家庭菜園的なレベルで始めてみようと思ったので、収入以前に生活だったり、移住のスタイルであったりそういうことを優先した背景がありましたので、仕事(収入)の面において結果としては、農業よりもいろいろな季節労働ですとか、いろいろな仕事をして収入を得てきたというところはありました。

移住者インタビュー:伴 高志ポンカンの収穫作業で山に入る

Q5. 現在のお住まいはどうやって見つけましたか?

繋がりのなかで紹介

農業をやってみたいというだけで地元の方々からは大変喜ばれることも多いので、親身になって考えていただける方が繋がりの中で出てくることが多いので、そういった中で自分に適したものが、収入面と立地場所ですとか、そういうのが見つかっていく可能性があるので私の場合もそういうケースでした。

移住者インタビュー:伴 高志栄久ポンカン®を収穫する伴さん

Q6. 現在の住まいを選ぶ際に最も重視した点はどんなところですか?

農業機械や倉庫を置けるか

家の大きさとかよりも、機械の置く場所だとか倉庫だとか、仕事面での条件を優先して決めました。

Q7. 移住後に印象に残った出来事はありましたか?

人との繋がりが豊か

人との繋がりがすごく豊かだなって、だから孤立しない。いろんな繋がりで面倒なことがあっても、人に会えば気持ちが変わっていくというか、そういうところはすごく1番良かったなと思える1つです。

移住者インタビュー:伴 高志栄久ポンカン®を収穫する伴さん

移住者インタビュー:伴 高志栄久ポンカン®を収穫する伴さん

Q8. 町内で関わっている活動について教えてください。

積極的に関わる

主に農業関係では町との関わりもあるんですけれども、農業振興会ですとか町の観光事業で長年行ってきている花畑の実行委員会ですとか、それから地域の若い人たちが入っている消防団ですとか、そういったことに普段関わっています。

移住者インタビュー:伴 高志本人提供:レモングラスを収穫する伴さん

Q9. 消防団での活動について教えてください。

地域の防災にも積極的に関わる

入団して大体7年か10年未満というところで、入団したきっかけは、声を掛けられたっていうことがはあるんですけども、その地域の防災ですとか日頃若い人が少なくなってきている地域性の中で、大事なことだなっていう意識は持っていますのでわりと入った方がいいという気持ちで入りました。

Q10.消防団では普段どのような活動をしていますか?

月一の定例会で動作チェックなど

普段はそれほど頻繁には集まらないんですけども、月に一回定例のポンプ点検があってそこで皆さんが顔を合わせて、それで見回りをすると。役割によって、例えば冬場は西風が強いので、強風パトロールに2~3人で出たりとか、普段の活動になっていると思います。

移住者インタビュー:伴 高志本人提供:上野動物園のパンダのために笹を収穫する伴さん

Q11. 田んぼをつかった花畑について教えてください。

西伊豆に春の訪れを知らせてくれる

松崎町では田んぼのやっていない時期にうまく何かに利用できないかということで、稲刈り後に花の種をまいて花を咲かせて花畑を作る。それで観光誘客を作っていこうという取り組みが行われてきました。

Q12. 花畑実行委員会ではどのような活動をしていますか?

種蒔きが大変

主に秋の種蒔きが大変な仕事になるので、稲刈りが終わった田んぼから順にボランティアの皆さんと一緒に花の種をみんなで蒔いています。

Q13. 農業振興会ではどのような活動をしていますか?

後継者育成部会で就農者へ支援

農業振興会は主に5つぐらいの部会から分かれていまして、その中の後継者育成部会というものに入っています。そこで新しく入ってきた農業者の方々に対してどんな支援が行えるのかという取り組みを行っています。

Q14. 現在のお仕事を教えてください。

農業を中心に復業

1年を通して行っているものとしては、早朝の牛乳配達それから上野動物園にパンダの餌として、竹の葉っぱを切ってそれを提供する仕事ですね。季節によって田んぼがあったり、それから季節アルバイトで収穫の仕事があったり、お歳暮のシーズンにさつま揚げのお店の仕事をしたりっていうところでしょうか。

移住者インタビュー:伴 高志本人提供:海外放浪時に身に着けた特技ジャグリング

移住者インタビュー:伴 高志本人提供:ジャグリングのボールを待つ伴さん

Q15. 複業の魅力を教えてください。

農業だけで食べていくのは大変

軸になっているのは農業で、農業で収入を得るのがなかなか大変なので、それでも頑張って農業収入を上げていくという道を選ぶのか、それとも農業をある一定のところで自分なりに満足して、主な収入を複数考えていくかというところで、私は後者を取ったというところだと思います。

Q16. 農業の魅力を教えてください。

自分で作ったものは美味しい

自然に向き合えるっていうことはもう幸せなことです。そこでその土地をですね、もっと豊かなものに有機的なものに変えていきたいという思いですとか、それから食べ物だって、やっぱり作ったらおいしいですね。自分で作ったものは本当においしいですし、そこはやってみれば本当に実感できると思います。

移住者インタビュー:伴 高志本人提供:さつまあげ端山で仕事中の一枚

Q17. 松崎町の「最大の魅力」はどんなところにあると思いますか?

のんびりしているところ

のんびりしてるんじゃないかなと。自分の性格でどうしても何かこうやらなきゃという気持ちになっても、松崎町の気候ですとか人の雰囲気ですとか、そういう中で柔らかさとか、のんびりした雰囲気、そこは魅力になっているなと思います。

Q18. 移住を検討されている方へメッセージをお願いします。

一度は訪れてみて欲しい

松崎町は自然豊かでのんびりした雰囲気もありますので、ぜひ一度見に来て移住を考えてみてくれたら嬉しいです。

最後に、人生で大切にされている指針のようなものがあれば教えてください。

バランスが大切

何事もバランスなのかな。そこをうまくいければ、人生うまくいくように思っています。

伴 高志

2008年に移住

伴 高志 (農業+季節の仕事)

人と繋がりのんびり暮らす

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