50代

ゲストハウス経営 + パート + 狩猟

粕谷賢太郎さん・桂子さん

2021年移住

地域と繋がり縁を広げる

この記事は上記のインタビュー動画を元に作成されました。口語文のため一部に読みにくい表現が含まれています。

Q.1 移住先に松崎町を選んだ理由があれば教えてください。

若い頃バイクで走りに来て伊豆半島に住むとを決めた

賢太郎さん:若い頃からバイクに乗るのが好きで、伊豆半島にはよく走りに来ていたんですね。若い頃からただ漠然と「伊豆半島に将来住むんだ」みたいな、そういう思いが自分の中にありまして、年齢も年齢になったんで、そろそろ行こうかと、伊豆半島の方に移住してきたという感じですかね。

桂子さん:若い時からもうずっと言っていたんで、将来はもう西伊豆に住むってずっとこうそういう感じでしたかね。いずれは行くんだなって思っていました。

賢太郎さん:半分洗脳みたいになって(笑)

粕谷夫妻インタビューに応える賢太郎さん

Q2. 松崎町を選んだ「決め手となった出来事や魅力」を教えてください。

西側の静かなところ

賢太郎さん:伊豆半島に住むって漠然と決めてはいたんですけど、どちらかというと東側の観光地化されているとこよりは、西側の静かなところでゆっくりしたいなっていう思いがあって、色々調べている内に、今の物件に巡り合えたみたいな感じですかね。

Q.3 移住を決めた時にどのような暮らしを考えていましたか?

明確なビジョンはなかった

賢太郎さん:本当に明確なビジョンがこうあったわけでもなく、こっちに来てこれをやるっていうのがあったわけでもなく、本当にゆっくり時間の流れるようなところで「のんびり暮らせたらな」って、そういう思いが1番強かったですかね。

ゲストハウスのガレージ

Q.4 移住前と移住後で心境の変化はありましたか?

意外とのんびり暮らせない

賢太郎さん:好きなことだけやってのんびり暮らせたらなって、思ってはいたんですけど、いざこっちに来て暮らし始めて、これもやりたいこれもやりたいでやり始めると、全然のんびりしている暇がなくてむしろ忙しくて時間が足りないみたいな状態になっちゃってますね。

桂子さん:東京では忙しく仕事をしていたんで結構大変だったんですけど、こっちに来て自然と触れ合うので、そういう面ではすごく良かったなと思っています。

本人提供:ツーリングの様子

Q.5 移住後の暮らしで満足している点を教えてください。

伊豆半島を全方位で楽しむ

賢太郎さん:好きなことをやりたくてのんびりしたくてこっちに来て、1つはバイクに乗って伊豆半島の好きなとこ走り回ったり、もう1つは海が近い。海の娯楽というかスポーツができないかなっていう思いもありで、カヤックを購入したり知り合いのつてで船も購入させていただいて、本当に偶然でまさか自分がこちらに来て船を持てるとは思ってなかったんで、安く譲っていただいたんで本当にラッキーだったなって思いますね。

Q.6 町内で関わっている活動があれば教えてください。

地域活動には積極的に参加する

賢太郎さん:町内で行われる花の日(4カ月に1度実施の環境保全活動)の清掃だったり、冬場に向けての砂浜のネットの設置だったりっていう町の活動にはできるだけ参加できる時は参加するようにしています。知り合いというか、近所の方と顔を合わせる機会を増やしとけば、また何か他に繋げられるかなっていう思いもどこかにありますし、地域の活動なんで僕だけちょっと出ないっていうのも気が引けるというかそこは参加した方がいいかなっていう思いですね。

桂子さん:こっちに知り合いも誰もいない1人もいない状態で来たので、本当に最初は心配でしたけど近所の人たちがすごいよくしてくれて、優しい人たちばっかりで本当によかったです。

防砂ネットの説明をする賢太郎さん

インタビューに応える桂子さん

Q.7 地域の方々と関わるなかで大切にしているポイントはありますか?

顔を合わせたら挨拶する

賢太郎さん:同じ町内同じ地区で暮らしているんで、やっぱりまずは挨拶、もうとにかく顔見たら「おはようとこんにちは」はするようにはしてますね。地域の活動っていうかそういうのもできるだけ、自分の体の空いてる時は参加しようかなっていう風に思っています。

松崎海岸を散歩する粕谷さん

Q.8 暮らしのなかで大切にしていることを教えていただけますか?

肉と野菜を自給できる贅沢

賢太郎さん:昔から2人ともお酒が好きで、食べることが好きで、夕方仕事終わって帰ってきてシャワーなり風呂なり入った後は、2人一緒につまみ食いながら晩酌をして、決めてるわけじゃないですけど昔からなんかお互いそうなっています。そこが一番やっぱり重要というか楽しみではありますかね。

桂子さん:お酒と食事が好きなんですけど、今は自分で作った山盛りの野菜と猟で獲ってきたお肉とかを自分たちで作ったりしたものを食べられるっていうのはすごくいいですね。やっぱり東京にいる頃は何でもかんでも買って調理するみたいなのが当たり前だったんですけど、こっちに来てからは彼女が畑がやりたいって言って畑をやり始めて、いろんな作物を収穫してその季節でできる野菜を毎日取ってきて食卓にあげて、2人でいただくみたいなのは、ものすごく贅沢だなって、そこは1番なんかいいなって思いますね。

本人提供:畑で収穫する桂子さん

Q.9 こちらではどんなお仕事をしていますか?

ゲストハウス + 狩猟 + パート

賢太郎さん:今は自宅の1階で1日1組限定のゲストハウスを運営しながら他に月曜日から金曜日の間アルバイトとして地元の岡村造船さんでアルバイトで働かせていただいています。

桂子さん:私も週5でパートに出ています。ホテルのレストランと去年から始めた椎茸栽培の椎茸ハウスでパートをしています。

本人提供:狩猟で獲った雄鹿

Q.10 宿を経営しようと考えたきっかけがあれば教えてください。

自宅のスペースを活用

賢太郎さん:そもそも宿をやろうと思って松崎に来たわけじゃないんで、まずそこにガレージがあったっていうのが1番大きくて、実際入居してみて生活を始めた時、ガレージの奥に昔事務所として使っていた空いているスペースがあったんですね。そこをそのままにしとくのはもったいないんじゃないかって、最初は飲食店も考えたんですけど、元々東京で飲食もやってたので飲食店もどうかっていう話になったんですけど、こっちでのんびりしたくてやってきたのに、「また飲食で夜中まで働くのか」みたいな、ちょっと考えようかって言って、色々検討した結果、じゃあ民泊ゲストハウスでもやるかっていう話になりました。

ガレージとお部屋が近くて遊びに便利

Q.11 宿の経営で大切にしていることを教えてください。

常に清潔な空間を保つこと

賢太郎さん:うちは素泊まりの宿なので食事の提供とかはないんですけども、室内とトイレ関係は清潔にしておきたいなっていうのがあって、もちろん清掃から洗濯からマメにやるようにしています。

Q.12 松崎町の最大の魅力を教えてください。

自然を楽しむ

賢太郎さん:東京にいた頃に比べてセカセカしてないというか、のんびりしているというか、町の皆さんもいい人が多いですし、やっぱりなんてったって、時間気にしながら暮らしていた東京の頃とはこっちの生活はそこが1番違いますかね。のんびりしているというか、ゆったりしているというか、やることは多くて忙しいんですけど、気持ちの中では東京にいる頃と違うかなって感じていますね。確かに、鉄道の通ってない町だから不便だろうみたいなことを言われることが多いんですけど、もっと自然というか海だったり川だったり狩猟もやっているんで、山だったりそういうところに目を向けて暮らし始めると全然違った魅力があって本当に松崎はいいとこだなとは思っています。

桂子さん:のんびりっていうところは同じなんですけど、やっぱり本当海がすぐ近くにあるっていうのは本当に贅沢で、歩いてすぐのとこから綺麗な夕日が見えたりとかそういうところは本当素晴らしいと思います。もうすぐ桜が咲きますけど本当見事な桜が咲きますし、そういう自然ですね。そういうところが本当来て良かったなって思っています。

Q.13 移住を検討されている方へメッセージをお願いします。

賢太郎さん:あれこれ考えるよりは1回体験移住みたいなのをしに来ちゃって、短いスパンでもいいから暮らしてみたらいいと思いますね。実際この町の人とか町の暮らしとかを自分で体験してみて、それで改めて決めたらいいかなっていう風には思います。

桂子さん:あんまり考えすぎるといろんなことが不安になると思うんですけど、来てみればいろんなことも結構大丈夫なことが多いので、来てみるっていう勢いも大事かと思います。

最後に、人生で大切にされている指針のようなものがあれば教えてください。

一度しかない人生、楽しまないと!

賢太郎さん:僕自身あまり難しく考えるのが苦手なんで、もう好きなことやって1度しかない人生なんで、楽しめたらいいなって、とにかく楽しんでこれから生きようよって、人生100年とはいえ、100まで生きる感じじゃないんでとにかく楽しめたらいいですね。もう楽しみたいですね人生。

桂子さん:東京にいた時に病気をしたりしたことがあって、もう人生楽しまなきゃって思ったので本当楽しく生きていこうと思ってます。

粕谷賢太郎さん・桂子さん

2021年に移住

粕谷賢太郎さん・桂子さん (ゲストハウス経営 + 狩猟 + パート)

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